早くも人気爆発!『禁断の果実』
今月14日日に発売したばかりの
リーヴ・ストロームクヴィスト作・相川千尋訳
『禁断の果実――女性の身体と性のタブー』
- 作者: リーヴストロームクヴィスト,相川千尋
- 出版社/メーカー: 花伝社
- 発売日: 2018/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はやくも人気爆発!!!Amazon「女性史」カテゴリーで1位をキープしている他、全国の書店さんからも追加発注をいただいています。どうもありがとうございます!!!
――思い出すこと、1年前。
弊社刊行『マッドジャーマンズ』が書評などで紹介され、次に刊行する海外コミックを探している最中に、同じドイツの出版社(avant-Verlag)から刊行された『Die Ursprung der Welt(世界の起源)』なる書籍が大人気であることに気づきました(すかさず購入)。
その後、『マッドジャーマンズ』の読者の方から、ぜひ翻訳したいコミックがあるとSNS経由で連絡をもらい、実際にお会いすることになりました。その読者の方=相川千尋さんが持ってこられたのが、上記『世界の起源』のフランス語版、つまり、この『禁断の果実』のもとになった書籍だったのです。*1
さて、そんなこんなで刊行が決まった『禁断の果実🍎』ですが、どんなコミックかと申しますと
- スウェーデンで4万部も売れた超ベストセラー!!!
- ドイツでもフランスでも大人気!!!!!!!
- スペイン語・英語・オランダ語・イタリア語版も大人気!!!!!!!
- 作者は政治学を勉強してジン(自主制作の出版物)作りに励んでいた
そして、何と言っても
・フェミニズム・ギャグコミック
なのです!!!
私(31歳編集)も、近年たくさん出版されているフェミニズム関連書籍は大好きで、個人的にもたくさん読んでいるのですが、『禁断の果実』のような書籍はなかなか見当たらないと思います。というのも、
アウグスティヌス、魔女裁判からフロイトまで、様々な学術書籍・歴史資料が引用されているのに、全然堅苦しくない!しかし、読むとすごく元気をもらって、「女性に生まれてサイコーー!(でもつらいことも多いけどね)」という気持ちになれる
んです。
ジン作りの延長にある書籍だからこそ、原書はオール手書きだったのですが、日本語版にあたっては原書の雰囲気を活かしながら、読みやすいように変更しました。とはいえ、数千に及ぶコマにいろんな書体のセリフを埋め込む作業はまあ大変!(制作担当のSさん、本当にお疲れ様でした!)
またまた、今回が単独での翻訳書籍初出版になる相川千尋先生も、ともかくオシャレでフランスの最新にフェミニズムやセクシャリティ関連書籍などにものすごく詳しい方です。解説👺も読んでいただいた方にはお分かりのように、文章もとても素晴らしいので今後のご活躍を楽しみにしております。
さてさて、どんな雰囲気の書籍なのか、中身を少しだけお見せします。
気になった方はぜひお手に取ってご覧ください!そして、ご感想など楽しみにしております!
(山口)