お久しぶりの新刊案内

営業の油井です。
更新がめっきり途絶えてしまい、大変お恥ずかしい限りです……。

2月下旬に発売された新刊のご案内です。
まず1冊目は『民主党政権下の日米安保』。小沢隆一さん、丸山重威さんの編著です。
この本はさまざまな分野の専門家に日米安保の問題点を論じていただき、日米安保は果たして必要なものなのかを問う論考集です。読み応え十分の内容ですが、単行本サイズのソフトカバーで1700円(本体)と大変お得。これを買えば、上司との会話や面接のとき日米安保について聞かれてもバッチリ答えられます(というのは言いすぎでしょうか)。民主党政権の先行きは?ですが、このタイミングでこの本を出すことができてほんとうに良かったです。

2冊目は、『僕が見たアフリカ』。著者の上野庸平さんは、まだ20代の若い方です。
この本は、西アフリカの国セネガルを中心にアフリカを深堀りした内容です。アフリカ時代の到来を告げる一大プロジェクト「アフリカルネッサンス」と北朝鮮の関係、公用語であるフランス語を多くの国民が話せない言語状況、アフリカに進出する中国人、今も根強く残る性器切除という因習、イスラム教とキリスト教の共存、奴隷・植民地時代という過去との対峙……独特の歴史・文化・社会をもつセネガルでの強烈な異文化体験を、上野さんがリポートしています。
小社はこういったマイナーな国を取り上げるのが得意です。前にもパプアニューギニア北朝鮮の本を出しております。ですので、トーゴとかカーボベルデなどに留学して、「われこそは面白い経験をしたぞ!」という方、原稿をお待ちしております。

油井