4月新刊のご案内と「貴婦人と一角獣」展

時間が空いてしまいました。とっても寒い日もありましたが、昨日はおひさまがとても気持ち良い一日でしたね。ゴールデンウィークも晴れる日が続くとの予報、ぜひ体調を崩されず、楽しい休日を送ってくださいませ。

新卒で入社した私にとって、月曜日からはじまった4月は慣れないことばかりで、本当にあっという間でした。そんな今月、弊社からは

『ある北大生の受難』

『「市民が主役」の原点へ』

『アメリカ・ロースクールの凋落』
が発売されました!



『「市民が主役」の原点へ』は、民主党創設時から尽力してこられた、栃木県の元参議院議員簗瀬進さんの手による渾身の一冊です。

単なる民主党論に収まらず、これからの民主主義にどんなものが必要なのか、理念ならびに現実的な政策が書かれています。7月の参議院選で本当は何が争点になるべきなのか、ぜひ考える際の参考にしていただきたいです。


そしてブライアン・タマナハ『アメリカ・ロースクールの凋落』

日本の法科大学院のモデルにもなった、アメリカのロースクール。しかし実態は、奨学金による学生の負担や、卒業後の就職など、問題が山積み!!!
ロースクールの学長を務めた著者が豊富なデータをもとに、分析や具体的な提言を盛り込んだ一冊です。2012年アメリカで発売されるや否や、議論を呼びました。法曹界以外の方にもぜひ読んでいただきたいです。


『ある北大生の受難』も、続々と注文が届いております。

秘密保全の制定も迫っているとの報道もありますし、お手にとっていただければと思います。ぜひハガキやメール、twitter等で、ご感想などお聞かせくださいませ。


ところで
リルケが読みたい一心でドイツ語を履修し、留学までしてしまった私にとって、国立新美術館「貴婦人と一角獣展」は文字通りの垂涎ものです!!リルケ『マルテの手記』で、とっっっっっっても重要な意味を持つこのタペストリー。4年前に初めて目にしたときは、かの詩人もこれに対峙したのかと、涙が出そうになりました。その後も数回パリのクリュニー美術館に足を運びましたが、まさか日本で見られる日が来るとは……。
そもそも小説の中で主人公のマルテは、タペストリーが貴族の家(本来のあるべき場所)から引き離されてしまったことを嘆くのですが日本にまで来たことを知ったら、どんな反応をしたのでしょうね。
会場では、このタペストリーを一躍有名にしたジョルジュ・サンドの紹介はあるようですが、リルケへの言及はないそうです。私もぜひ近いうちに見に行こうと思っています。みなさまもぜひ『マルテの手記』片手に、お出かけになられてはいかがでしょうか?(山口)



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