5月のお知らせ

時間が空いてしまいました。お久しぶりです。
先日まで暖房をつけていた弊社ですが、急な陽気に窓を開け放しにしています。近頃は日暮れも遅いので時間の経過に気が付かぬこともありますが、「夕焼け小焼け」の音楽が鳴り響くころには、全国の書店さんへの注文書籍の出荷準備をします。特にこの間は、西部邁ゼミナール効果か、矢吹晋先生『尖閣問題の核心』『チャイメリカ』に対し、全国からたくさんのご注文をいただき、本当にありがとうございました!矢吹先生の新刊も編集作業中でありますので、また後日皆様にきちんとした形でお知らせ差し上げますこと、そしてわたし自身、拝読できることを楽しみにしています。
 そんな今人気急上昇中!?の矢吹先生ですが、朝河貫一顕彰協会の代表理事も務めていらっしゃいます。私も福島県郡山市に長く住んでいましたので、1日1ページ辞書を破っては食べ、英語を習得なさったという朝河博士の逸話は、小さな頃からよく聞いておりました。(その頃は、ああ、私も頑張って勉強するんだ、と素直に思っていたのです。その頃は。)実はその辞書、矢吹先生達の手によって、再現されています。それがこれ!


字が小さい!!!ドラえもん子ども英和辞典、のようなものを思い浮かべていたので、1ページあたりの単語の数にびっくり!これを毎日覚えて(&食べて)らっしゃった朝河博士、やっぱりスゴイ方ですね。


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さて、去る5月15日には、4月に発売して好評をいただいている簗瀬進先生『「市民が主役」の原点へ』の出版記念パーティーに、社長ならびに先輩編集者Sさん、Mさんの2人と参加させていただきました。
恵比寿のおしゃれなお店。


大型スクリーンには、巨大な書影が!

簗瀬進先生はもちろん、『民主党の原点』の著者である、鳩山友紀夫先生のお姿もありました。

これからもますます多くの方に読んでいただきたいと思います。




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先週、『人間の絆を求めて』を復刊いたしました。

4月に再刊した『ある北大生の受難』と同じく、レーン・宮沢事件について、特に事件後の人間関係などに焦点を当て、詳しく記してあります。旅行の話をしただけでスパイ容疑にかけられた北大生。事件後、彼は、家族は、友人はどのような経過をたどったのか…。いよいよ次の国会では、現代の「国家秘密法」とも言われる「秘密保全法」が審議されるとのことです。ジャーナリストの堤未果さんもその危険性を説いてらっしゃいますが、今一度考えるきっかけにしていただければと思っています。

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先日の「貴婦人と一角獣」展についてのブログ記事の中で、リルケへの言及はないと書きましたが、しっかり言及があるとご指摘をいただきました。申し訳ありません!確認がてら足を運びましたが、あまり混んでいませんし、クリュニーより明るい広々とした室内で、よりはっきりとタペストリーを眺めることができました。金曜日は夜8時まで開館されているそうですよ。ぜひご覧ください!

また、先週末、大正大学に完成したさざえ堂を見に行ってきました。福島県飯盛山にある、行きも帰りもすれ違わないという不思議な建物。現代建築としてアレンジされていて、とても面白かったです。近くには、南三陸さんさん商店街のすがも店もオープンしていました。都内にありながら東北を旅したように思える一角になっていました。すがも鴨台観音堂(鴨台さざえ堂)は平日午後5時まで、日祝日は午後4時までの開館のようです。

(貴重な夜のライトアップ写真です!)

(山)