【6月の新刊案内】

♪梅雨名のみの日差しの強さや〜、と替え歌したくなるほどの陽気です。
前回の更新時からも、弊社でもたくさんの本を出版しました。
ひとつひとつご紹介いたします。

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まずは、ご紹介遅れましたが
『耐えて、耐えて、居直った男の話』

満州帰りの男が、銀行員として懸命に生きた数十年を描いた自伝的小説。
作者・小磯彰夫さんの実録・『沈まぬ太陽』といった内容になっています。
この可愛い表紙イラスト、弊社スタッフの手によるものです。

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次に福田実さん『至誠通天』

10万部のベストセラー、『私は薬に殺される』の著者がその後の10年間の闘いを綴った熱い!一冊。年収数千万のエリートサラリーマン時代から、薬害が判明するまでに至る痛々しい描写も。もちろんこの本で初めて福田さんを知る人にも是非手にとっていただきたいです。
国内に200万人以上の服用者がいる高脂血症の薬を飲んで、筋肉が萎縮する病気にかかってしまった著者。国と病院に裁判に勝ち、残りは薬品会社のみ!!闘いは最終局面へ!
福田さんをして「ベストパートナー」と言わしめた担当編集Sさんも自信をもってお届けする一冊です。

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最後に、早くも全国から注文・問い合わせが殺到している2冊をご案内いたします。

司法改革は失敗だったのではないか?現在の法曹養成制度に厳しく踏み込む
『司法崩壊の危機』『法曹養成制度の問題点と解決策』


『司法崩壊の危機』は330ページの大ボリュームに、豊富な資料などを盛り込んだ一冊。現状の把握だけでなく、どのような経緯で今に至るのか、またどんな方策をとっていけばいいか、この一冊だけでしっかり理解できる内容になっています。執筆陣は、鈴木秀幸先生、武本夕香子先生、立松彰先生、森山文昭先生、白浜徹朗先生、打田正俊先生といった錚々たる弁護士の方々。ご好評をいただいた『司法改革の失敗』よりもお求めやすい価格になりました。

こちらも既に大評判の『法曹養成制度の問題点と解決策』
法曹養成制度検討会議で孤軍奮闘なさった和田吉弘委員が、会議に提出された意見書を元に自らの考えを書いたブックレット。法曹関係者のみならず、これからロースクール入学をめざしている学生の方々に是非とも手に取っていただきたいです。


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宣伝だけでは申し訳ないので、普段都内をうろうろしている私から皆様の休日が少しでも充実したものになりますように、少しだけイベント等の情報をお知らせしたいと思います。

熊谷守一28周年展
豊島区立熊谷守一記念館では、今月末まで28周年展が開かれています。この時期になると見たくなるのが、『水滴』と題されたこの絵。

水たまりに滴が落ちる瞬間が、メロディーとなって聞こえてきそうですね。
芸大を首席で卒業した熊谷が文字通り隠遁生活を送る過程は、なんと演劇化もされたそうです。劇団民藝『無欲の人――熊谷守一物語』は今月30日からサザンシアターで上演されます。

では、素敵な6月をお過ごし下さいませ!