★☆憲法特集☆★
毎日暑い日が続いていますね。7月末の出版に向けて先輩社員Mさんと毎日、書店営業に駆け回っています。書店さんはどこも涼しく、本当に心休まりますね。とはいえ、アスファルトから照り返す熱気にクラクラすることも。M先輩は男性ですが、日傘をいつも携帯されています。男性でも普通に日傘を持てる世の中になるように、まず自分から実践されているそうです。なんとなくスノビッシュな感じがして、長らく敬遠していましたが、今後は私も日傘=「ポータブル日陰」(友人談)を持ち歩こうと思います。
さて、参院選も間近に迫ってまいりました。オフィス街かつ学生街の西神田にはよく選挙カーも来ています。焦点の一つは憲法改正。どこの書店さんでも、憲法関連の本の売れ行きがよいという話を聞きます。関心が高いテーマなのですね。弊社でも憲法関連の書籍を多数出版しております。
ひとつひとつ、ご紹介いたします◎
『日本国憲法の旅』
35年の記者生活ののち、日本国憲法の来し方行く末を求めて世界中、そして日本各地を駆け巡る…!イスラエル、ハンセン病、原発…日本国憲法からの様々なつながりが見えてくる一冊です。
『護憲派のための軍事入門』
改憲派からの軍事言説は世の中多くとも、護憲派からの「軍事」語りとは一体…!??今もコンスタントに注文をいただいている一冊。新聞が書かない本当の自衛隊の姿が分かります。「国防軍」の誕生さえ議論されている今、改めてぜひ読んでいただきたいです。
『「知る権利」と憲法改正』
自民党の改憲草案をもとに、「知る権利」について深く切り込んだブックレット。自民党の草案では、第21条2項で「国政上の行為に関する国による国民への説明の責務」が新設されるとされていますが、これは「国の情報を、適切に、分かりやすく国民に説明しなければならないという責務を国に負わせ、国民の「知る権利」の保障に資することとしました。」(Q&Aより)というものだそうです。それが本当に「知る権利」を保証するものなのか…?ぜひともこの本を読んで答えを見つけてください。
4冊目は『戦争をしない国、日本』
伊藤真、香山リカ、池田香代子、渡辺治など錚々たる面々が9条について語る!!!なんと田丸麻紀さんもそのひとり!!!(まさか弊社から田丸麻紀さんの本が出ているとは…!)
ここまで読んでくださってありがとうございます。最後に、個人的に一番おすすめの一冊をご案内いたします。
『憲法9条新鮮感覚』
日本とドイツの大学生が憲法9条について真剣に語り合い!それぞれの目線からの「新鮮」な9条が描かれています。
近頃もこんなツイートをいただきました。
以前紹介した『憲法9条新鮮感覚』(2008年花伝社)では、ドイツ人学生も熱く「平和主義」「憲法第9条」の意義を語っている。ドイツ基本法には、「侵略戦争禁止」規定はあるが「戦力保持禁止」はない。日本国憲法の先進性が謳われているのが第9条、とドイツ人学生(知り合いの学生)。 #憲法
— Deutsch Asakawa (@asakawachi) May 10, 2013
この本の特徴は、日本語とドイツ語、どちらでも読むことができるということ。
ドイツ語の学習に最適です。
編者の加藤周一さんの素晴らしい序文も、一見の価値あり。
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一昨日から二日間にわたって浅草寺で開催された「ほおずき市」、営業の合間にのぞいてきました。
この日にお参りすると、46000日=126年!に相当するご利益が受けられるそうですよ。皆さまがこの夏、健康に過ごされますように…。