夏の<映画> 【既刊本ご紹介】

暑中お見舞いの文面に「今週は涼しいですね」と書いて
外に出ると、先週同様の厳しい日差し!!
いよいよ夏本番という感じがします。

夏になると必ず読みたくなるのがマラマッド『夏の読書』。


高校時代に買った古本なので、表紙が擦り切れてしました。マラマッドの顔がハルクのような色ですね。
夏の間に、図書館のリストに載っている本をすべて読む(という嘘をつく)無職青年のお話です。リストに則った読書然り、テーマに沿って何かを行うのは、行き当たりばったりよりも、違った楽しみがありますね。こんな猛暑が続く夏には、テーマを決めて、おうちで映画鑑賞をされるのはいかがでしょうか?映画選びに役立ちそうな既刊本2冊をご紹介いたします。






橋本勝『映画20世紀館』
は、20世紀の100年を映画で振り返ろうという壮大な試み!1ページに1年、1作品ずつが紹介されています。例えばマラマッドの生まれた1914年には『ジョニーは戦争に行った』が取り上げられています。

自分が生まれた年や、節目の年を映画で振り返ってみてはいかがでしょうか?



次のおすすめは林瑞絵『フランス映画どこへ行く』
ゴダールやレネはもう古い!?現代フランス映画や抱える課題が分かる一冊。(*2012年5月号 『キネマ旬報』2011年映画本大賞 第7位!!)
第1章はテレビと映画の関係について。お見合い結婚の破綻、とは…!??

私も大好きな映画たちが写真入りで紹介されています。

インタビューも!

例えばこの章に出てくる映画を続けてご覧になって、フランスのテレビ/映画事情に思いを馳せていただく、というのも一案です。


ブログをご覧の方にも、暑中お見舞い申し上げます。お身体をお大事に、素敵な夏をお過ごしくださいませ!