【9月新刊案内】「3・11フクシマ」の地から原発のない社会を!

この間まで、エアコンを付けなければ寝られない暑さであったのに、
東京も一気に涼しくなりました。
あんなに嫌だった日差しも、過ぎ去れば物悲しくなるものです。
とはいえ秋は、空気が澄んでとってもよい季節。
リルケの『秋日(Herbsttag)』という詩が読みたくなります。


さて、そんな風に季節が回っても、なかなか
原発被災者の方の悩みは解決されません。
先日は、原発事故に伴う避難中に自殺した福島県・川俣町の渡辺はま子さんについて、原発事故が自殺の原因であると認定され、東京電力に賠償判決が下されました。

(*はま子さんのご主人も登場する映画『原発さえなければ』予告映像)


その訴訟を支えた広田次男弁護士も委員の一人である、
第二回「原発と人権」全国研究交流集会「脱原発分科会」実行委員会>の本ができました。


「3・11フクシマ」の地から原発のない社会を!

脱原発訴訟と原発被害賠償訴訟の連帯と
原発公害反対の国民共同の闘いの持続的発展を!

脱原発運動は今まさに大きな第一歩を踏み出そうとしている。
原発差止訴訟のノウハウの蓄積、再び強く大きく結びついた弁護団の連帯、
ひとを動かす福島県民の訴え……

いま何が必要なのか! ?
各地の闘いの第一人者たちが語る、闘いの現状と展望

過去40年にわたって繰り返し各地で争われてきた原発訴訟。
福島第一原子力発電所事故を契機に、それまで各地域で
バラバラに争われてきた訴訟の連帯が始まりました。



本ブックレットは福島大学で開かれた全国交流研究集会を基にしたものです。
各地で様々なきっかけで「脱原発」の一歩を始めた方々が
それぞれの立場で得た、生の濃密な情報をぎゅっと一冊にまとめました。



大飯原発の差し止め訴訟・勝訴判決についても記録が収録されています。
『100年前からの警告――福島原発事故と朝河貫一』著者の武田徹先生にもご寄稿いただきました。



ぜひ多くの方々にお手に取っていただきたいです。
9月上旬の発売予定です!